こんにちは。
佐々木宏夫(ささき・ひろお)と申します。
2021年3月末に早稲田大学を選択定年退職いたしまして、現在は早稲田大学名誉教授です。大学在職中は、大学院会計研究科と大学院基幹理工学研究科の教授をしておりました。専門は、理論経済学とゲーム理論です。
2022年12月に石垣島にマンションの1室を買いまして、現在は東京と石垣島の二拠点生活をしております。(主に春は東京で過ごし、秋と冬は石垣島で過ごしています。)いずれは石垣島に完全移住することも視野に入れてはおりますが、当面は二拠点生活をすることで、石垣島での生活の「試運転」をしております。
簡単に経歴や今関心を持っていることなどについて書かせていただきます。大学は長野県松本市の信州大学で、理学部数学科を卒業しました。経済学と数学は密接な関係があるということもあって、学部時代から数学の勉強と並行して数理経済学を勉強しておりました。1979年に数学科を卒業して、経済学の大学院(一橋大学)に進学しました。その大学院で修士課程を終え、博士課程の在学中にアメリカに留学し、ロチェスター大学の博士課程を修了して、経済学の博士号(Ph.D in Economics)を取得しました。博士号の指導教授はポール・ローマーという先生で、私が指導を受けたときはシカゴ大学の大学院を卒業して間もない若い先生でしたが、2019年にノーベル経済学賞を受賞しました。
その後、私は1987年4月に名古屋市立大学経済学部の専任講師になり、3年後助教授に昇進しました。1993年4月に早稲田大学に移籍しました。最初は商学部の助教授として採用されましたが、その後、専門職大学院の会計研究科に設立準備段階から関わって、2005年の設立以降ずっと会計研究科に所属しております。会計学者ではありませんが、2010年9月から2016年9月までは研究科長を務めさせてもらいました。また、その後、縁あって大学院基幹理工学研究科数学応用数理専攻にも席を置き、そこでも学生や研究者を育てました。2018年6月からは、アステラス製薬株式会社の社外取締役(監査等委員)も務めております。
早稲田大学の教員定年は70歳ですが、60歳から70歳の間に、早めの定年(「選択定年」と呼んでいます)を撮ることができるので、私は5年早く来年(2021年)3月で選択定年退職することにしました。その理由は色々あるので、このブログでも徐々に書いていこうかと思っていますが、ごく手短かに言えば、これ以上同じ組織に勤務し続けて「老害」になってもいけませんし、大学の仕事以外にもやってみたいことがたくさんあるからです。最近の時代の変化は本当に著しく、教育や研究支援課長ということに限っても、もはや大学でしか教育研究に従事できない時代ではありません。むしろ、大学という伝統的な(ときには硬直的な)組織を離れて、本当の意味での「在野」で生きていく方が、よりたくさんの可能性が自分の前に広がっていくであろう感じがしています。
ただ、大学を離れてからも社会とのつながりは維持・強化していきたいので、友人の協力を得て、このWEBサイトを立ち上げることにしました。ここでは、文字や写真による情報発信になりますが、これと並行してYouTubeで動画をアップロードしていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
家では、ブランという名前のトイプードルを溺愛しています。